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第5回勉強会を開催

2015年6月10日 第5回勉強会を開催しました。

今回は、通常の勉強会よりも拡大して行い、約40名が出席。武田恒男主任研究員が「重加算税賦課要件と重加算税を賦課された場合のデメリット」について解説しました。重加算税は、納税者が「隠ぺい又は仮装」という不正行為に基づくペナルティーで、過少申告等をした場合に課せられる行政上の制裁です。

武田主任研究員からは、重加算税の賦課要件について、国税通則法第68条1項「納税者がその国税の課税標準等又は税額等の計算の基礎となる事実の全部又は一部を隠ぺいし、又は仮装し、その隠ぺいし、又は仮装したところに基づき納税申告書を提出したとき」と規定する、①隠ぺい・仮装の定義、②隠ぺい・仮装行為者について、その要件を紹介。また、故意を要件とした場合のその故意の内容、③隠ぺい・仮装の行為者の範囲等について判例や裁決、さらには国税出身者としてのキャリアを踏まえ私見を述べました。

国政通則法が改正され、従来以上に税務調査の透明性が図られましたが、調査段階で重視されている質問応答記録書についても、武田主任研究員は、どういったシーンで活用されているのか、どのような内容が記載されるのかなどについても紹介しました。

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